誰にでも合うわけではないことを知ろう

よくあるストレス解消法に取り組んでみたけれど、ちっとも気が晴れなかったというケースは珍しいことではありません。例えば、嫌なことを忘れてリラックスする時間を持とうとしても、頭の中がもやもやしてとてもリラックスすることができない、といった具合です。気分転換に外出することが効果的な人と、栄養や睡眠をたっぷりとることを優先した方がよい人など、個人差が非常に大きいでしょう。このため、まずは「一般的に知られるストレス解消法は、人にとって合う・合わないがあるから、自分にとって良い方法を探す」ということを知ることが大切です。そうしないと、「ストレス解消したいのにうまくできない!」という新たなストレスを生むことになりかねません。

ストレス解消を目的にしないように

例えば飲酒ややけ食いなどは、一時的にストレスが解消されるかもしれませんが、自分の心身をむしろ傷つけてしまいかねません。また、「ストレス解消するために」と思って、「毎日必ず30分入浴し、10分ストレッチをする」と、具体的な日課にすることもおすすめできません。このようなやり方では「やらなければならない」というストレスの原因になりかねないからです。 無理のない範囲で、例えば「トイレに行ったら肩のストレッチをやってみる」や「お風呂に入るのがしんどい時は顔だけでも洗う」といった形で、自分の負担にならない方法や、スモールステップで取り入れていきましょう。そのうち、自分に合ったストレス解消法が見えてくれば、もっとリラックスした状態をつかみやすくなるはずです。