なぜ紙に書きだすのが効果的なのか?

心の中にとどまっているイライラや不安は、大きなストレスとして心身の不調をもたらす原因になりかねません。ストレスの原因が根本から排除できれば良いのですが、なかなかそうもいかないのが現実というものです。そんな時におすすめしたいストレス解消法が「自分の心に浮かんだことを、紙に書く」というやり方です。「丁寧に書く」といったことは全く意識せず、乱暴な言葉や文字になっていても気にせず、とにかく思い浮かんだことを、書き続けられる限り書いてみましょう。頭の中にある漠然としたことを文字として見える形にすることで、「自分が何に悩んでいるのか」が明確になるため、ストレスとなる「もやもや」「イライラ」が解消されやすくなるのです。

書いた紙は思い切りよく破ろう!

ストレス解消のために紙に書きだした場合、「ネガティブな内容」や「人には見せたくない罵詈雑言や弱音」などばかりが並んでしまう可能性があります。もちろん、そういったネガティブなものを吐き出すこと自体が重要なことですが、更におすすめなストレス解消として、「その紙を思い切りよく破る」という方法があります。単純に紙を破ると、独特の触感や音を味わえるので、五感も刺激されて楽しめるでしょう。また、後から見返すことで、せっかく吐き出した嫌な気持ちをまた自分の中に戻してしまうことになりかねません。思考の整理の手がかりとなるような場合を除き、無理に読み返す・分析をするといったことはせず、思いっきりよく破って捨ててしまうと良いでしょう。